「生活保護を受給しているけれど、障がい者グループホームに入居できるの?」
「家賃や食費まで生活保護で支払えるの?」
ご本人の将来を考えるご家族にとって、生活する場所とお金は切り離せない問題です。特に現在、生活保護を受給している場合、「費用を払えないからグループホームは難しいのでは」と考えてしまう方もいるでしょう。
しかし、生活保護を受給していることだけを理由に、障がい者グループホームを利用できないということではありません。
大切なのは、グループホームの利用条件とともに、障害福祉サービスの利用者負担や家賃、食費などを整理し、利用できる制度を確認することです。
名古屋市周辺で障がい者グループホームを運営するたろちゃんちの実際の料金も紹介しながら、生活保護とグループホームの費用について分かりやすく解説します。
生活保護を受給していても障がい者グループホームに入居できる?

結論からいうと、生活保護を受給している方でも、必要な要件を満たせば障がい者グループホームを利用できます。
そもそも障がい者グループホーム(共同生活援助)は、障がいのある方が地域で共同生活を送りながら、相談や日常生活上の援助を受ける障害福祉サービスです。
そのため、入居を考えるときは「生活保護を受給しているか」だけではなく、共同生活援助の対象となるか、障害福祉サービスの支給決定を受けられるかなどを確認していきます。
そして、生活保護を受給している方にとって大きなポイントになるのが障害福祉サービスの自己負担です。
障害福祉サービスには所得に応じた負担上限月額があり、厚生労働省によると、生活保護受給世帯の負担上限月額は0円です。つまり、共同生活援助という「福祉サービスそのもの」の利用者負担については0円となります。
ただし、ここは非常に重要です。
グループホームで暮らすためのお金が、すべて0円になるわけではありません。
グループホームで実際に生活すれば、家賃、食費、水道光熱費、日用品費などが必要です。携帯電話代、医療費、衣類、理美容費、交通費、お小遣いなど、その人自身に必要な支出もあります。
そのため、
「生活保護だから無料でグループホームに住める」
と考えるのではなく、
「福祉サービスの自己負担」と「実際に暮らすための生活費」を分けて考えることが重要です。
また、生活保護の具体的な支給内容や認定は個々の状況によって異なるため、実際に入居を検討するときは、担当ケースワーカーや自治体、相談支援専門員などと確認しながら進めることが大切です。
生活保護の場合、グループホームの家賃・食費・光熱費はどうなる?

生活保護を受給している場合でも、グループホームの家賃・食費・水道光熱費などは別に考える必要があります。
まず、障害福祉制度にはグループホーム利用者の家賃負担を軽減する**特定障害者特別給付費(補足給付)**があります。
対象となるのは生活保護世帯または低所得世帯で、家賃について利用者1人当たり月額1万円を上限に給付されます。家賃が1万円未満なら実際の家賃額、1万円以上なら1万円です。なお、対象となるのは家賃であり、光熱水費や日用品費などはこの補足給付の対象ではありません。
では、たろちゃんちの場合で考えてみましょう。
たろちゃんちの月額費用はホームによって77,000円・80,000円・87,000円で、家賃だけではなく、食費・水道光熱費・日用品費を含んだ金額です。
例えば、たろちゃんち平和が丘は月額77,000円です。
内訳は、家賃37,000円、光熱水費12,000円、食費25,000円、日用品費3,000円となっています。
生活保護受給者が補足給付の対象として月額1万円の給付を受ける場合、障害福祉制度上の家賃負担は37,000円から実質27,000円になります。
ただし、ここで「残りの67,000円を本人が必ずそのまま支払う」と単純に考えることも適切ではありません。
生活保護には最低生活を保障するための仕組みがあり、実際にどの扶助がどのように適用されるかは、本人の収入や居住状況などによって個別に判断されます。
また、グループホームの補足給付と生活保護制度との具体的な調整もあるため、入居前に担当ケースワーカーへホームの料金・内訳を提示して確認することが重要です。
料金表だけを見て「払えない」と判断するのではなく、まず利用できる制度を含めて確認しましょう。
費用だけではない|たろちゃんちが大切にする「自分で暮らす力」

生活保護を受給している方がグループホームを探すとき、もちろん費用は重要です。
しかし、入居後の生活を考えるなら、もう一つ確認してほしいことがあります。
それは、**「そこで本人がどのような暮らしをしていくのか」**です。
たろちゃんちは、障がいのある方が安心して生活しながら、その人らしい暮らしと自立を目指す場所です。
たろちゃんちが大切にしている自立支援は、
「できないことをすべて代わりに行う」のではなく、「できることを増やすために支える」
という考え方です。
例えば洗濯が苦手な方なら、最初からすべて一人で行うことを求めるわけではありません。
洗濯物を集める。洗濯機に入れる。洗剤を量る。ボタンを押す。干す。取り込む。たたむ。
一つの家事でも細かく分ければ、「ここまでは一人でできる」「ここからは声かけが必要」と、その人の得意なことや苦手なことが見えてきます。
生活リズムや掃除、身支度、コミュニケーションについても同じです。
本人ができる部分を大切にしながら、必要なところをスタッフが支える。そして、できることを少しずつ増やしていく。
また、自立とは「何でも一人でできること」だけではありません。
困ったときに「手伝ってほしい」と伝えること、不安なときに相談すること、自分の希望を伝えることも、地域で生活していくための大切な力です。
生活保護を受給しているかどうかにかかわらず、本人がどのような生活を送りたいのかを中心に考えることが大切だと、たろちゃんちは考えています。
費用だけで将来の暮らしを決めるのではなく、本人の生活や目標、必要な支援まで含めて考えてみてください。
たろちゃんちでは見学・相談を受け付けています。「生活保護を受給しているけれど相談できる?」「本人の場合はどんな生活ができそう?」という段階からでもご相談いただけます。
生活保護での入居を考えたら、ケースワーカーと相談しながら見学へ

生活保護を受給している方がグループホームへの入居を考える場合は、「費用の確認」と「本人に合う生活環境かの確認」を並行して進めることが大切です。
まず、たろちゃんちへお問い合わせいただき、現在の生活状況や希望、必要としている支援などをお聞きします。
同時に、生活保護を受給していることを担当ケースワーカーへ伝え、希望するホームの家賃や食費、水道光熱費、日用品費などの内訳を提示して、入居した場合の生活保護上の取り扱いを確認します。
そのうえで、実際にホームを見学します。
たろちゃんち平和が丘では完全個室が用意されており、平日は朝・夕食、土日祝日は朝・昼・夕食を提供しています。ホームによって料金や設備などが異なるため、希望するホームを実際に確認することが大切です。
見学では居室を見るだけではなく、食事、入浴、洗濯、夜間の過ごし方、スタッフとの関わり方なども確認してみてください。
そして何より大切なのは、ご本人が「ここなら暮らしていけそう」と感じられるかです。
必要に応じて相談支援専門員や関係機関とも連携しながら、利用開始に必要な手続きを進めていきます。
「生活保護だから難しいかもしれない」と見学前に諦める必要はありません。施設の雰囲気を見たい、本人に合う環境か相談したい、費用について確認したいという段階から、まずはたろちゃんちへお問い合わせください。
生活保護を受給していても、これからの暮らしを考えられます
【画像】
- 画像URL:/images/group-home-public-assistance-future.jpg
- 内容:新しい暮らしについて前向きに話す本人と家族
- 役割:感情・未来
- alt:障がい者グループホームでの新しい暮らしを前向きに考える本人と家族
- ファイル名:group-home-public-assistance-future.jpg
生活保護を受給していることだけで、将来の暮らしの選択肢を狭める必要はありません。制度や費用を確認しながら、本人に合った生活を一緒に考えることが大切です。将来への不安を一人で抱えず、まずはたろちゃんちへお気軽にご相談ください。