「障害支援区分2でもグループホームに入居できる?」「区分が低いと利用できないのでは?」と心配しているご本人・ご家族もいるのではないでしょうか。
障害支援区分2でも、障がい者グループホーム(共同生活援助)の利用は可能です。
実際に名古屋市周辺で障がい者グループホームを運営する「たろちゃんち」では、障害支援区分1〜6の方を対象としており、現在は区分2〜5の利用者が多いと案内しています。
ただし、ここで知っておきたいのは、「区分2なら必ずどのグループホームにも入居できる」という意味ではないことです。
グループホームを利用する際には、障害支援区分だけでなく、障害福祉サービスの支給決定や受給者証、本人に必要な支援、ホームの支援体制、共同生活が本人に合っているかなどを確認していきます。
この記事では、「グループホーム 区分2」で調べている方に向けて、障害支援区分とは何か、区分2でも入居できるのか、入居条件との関係、そして相談から利用開始までの流れをわかりやすく解説します。
障害支援区分2でもグループホームは利用できる

まず結論として、障害支援区分2だからグループホームに入居できない、ということはありません。
共同生活援助(グループホーム)は、障がいのある方が地域の住居で共同生活を送りながら、日常生活上の相談や援助などを受ける障害福祉サービスです。名古屋市の資料でも、共同生活援助について障害支援区分ごとの取扱いが示されています。
では「障害支援区分2」とは何でしょうか。
障害支援区分は、必要とされる標準的な支援の度合いを示す指標です。数字は区分1から区分6まであり、数字が大きくなるほど必要とされる支援の度合いが高いことを示します。
しかし、ここで注意したいのは、区分の数字だけを見ても、その人の生活上の困りごとすべてが分かるわけではないということです。
同じ区分2でも、必要な支援は一人ひとり違います。
例えば、着替えや食事など身の回りのことは自分でできても、「服薬を忘れてしまう」「お金の管理が苦手」「生活リズムが崩れやすい」「掃除や片付けが続かない」「困ったときに自分から相談することが難しい」という方もいます。
反対に、支援があれば自分でできることが増えていく方もいます。
だからこそ、グループホームの利用を考えるときは、「区分2だから利用できる・できない」という数字だけで判断するのではなく、本人が現在どのような生活をしていて、どこに支援が必要なのかを確認することが大切です。
たろちゃんちでは、対象となる障害支援区分を1〜6としており、実際には区分2〜5の利用者が多いと公式サイトで案内しています。
「区分2だからグループホームはまだ早いのでは?」と自己判断せず、まず本人の生活状況を伝えて相談することが第一歩です。
グループホームの入居条件は「障害支援区分」だけでは決まらない

「障害支援区分2なら入居条件を満たしている」と単純に考えるのではなく、グループホームでは本人の状態や希望、必要な支援などを確認しながら利用を検討します。
特に確認しておきたいのが、本人がグループホームでどのような暮らしをしたいのかという点です。
例えば、「家族と離れて生活する経験をしたい」「親亡き後に備えたい」「生活リズムを整えたい」「仕事を続けながら暮らしたい」「将来は一人暮らしをしたい」など、グループホームを検討する理由は人によって異なります。
必要な支援についても同様です。
朝起きるための声かけ、食事、服薬確認、掃除、洗濯、金銭管理の相談、コミュニケーション、夜間の安心など、本人が困っている場面を具体的に整理すると、どのような支援が必要なのかが見えてきます。
たろちゃんちは介護サービス包括型の共同生活援助を運営しており、世話人や生活支援員などが生活を支えています。公式サイトでは、日常生活上の相談や食事・入浴・トイレなどの介護支援を行い、将来的な一人暮らしを目指す方も入居できると案内しています。
一方で、制度上グループホームを利用できることと、そのホームが本人に適していることは別です。
例えば、建物の設備、夜間の支援体制、日中の過ごし方、必要な介助の内容などによって、本人との相性は変わります。
そのため見学では、「区分2ですが入居できますか?」だけでなく、
「本人ができること」「現在困っていること」「必要な支援」「将来やってみたいこと」
まで伝えることが大切です。
たろちゃんちでは内覧見学や体験宿泊を受け付けています。実際の生活環境を見て、本人に合った暮らしができるか確認してから利用を考えることができます。
障害支援区分2の方にも大切な「できることを増やす」自立支援

障害支援区分2の方の場合、ある程度身の回りのことを自分で行える方もいます。
そのため、「自分でできることが多いならグループホームを利用する必要はないのでは?」と考えるご家族もいるかもしれません。
しかし、たろちゃんちが考える自立は、「何でも一人でできるようになること」ではありません。
自分でできることは自分で行い、難しいことには必要な支援を受ける。そして困ったときに自分から相談したり、助けを求めたりできることも、自分らしく地域で生活していくための大切な力です。
たろちゃんちでは、
「できないことをすべて代わりに行う」のではなく、「できることを増やすために支える」
ことを大切にしています。
例えば洗濯が苦手な場合でも、すべてをスタッフが代わりに行うとは限りません。
洗濯物を分ける、洗濯機に入れる、洗剤を量る、ボタンを押す、干す、取り込む、たたむ。それぞれの工程に分ければ、本人ができる部分が見つかることがあります。
最初は一緒に行う。慣れてきたら声かけだけにする。さらに慣れれば自分で行い、必要なときだけスタッフへ相談する。
掃除、身支度、生活リズム、コミュニケーションなどについても、一人ひとりの状態や目標に合わせて考えていきます。
実際にたろちゃんちでは、掃除や料理など一人暮らしに向けた経験を積み、その後一人暮らしへ移行した利用者の声も紹介されています。
区分2という数字を見るのではなく、**「今できていること」と「これからできるようになりたいこと」**を見ることが大切です。
たろちゃんちでは、区分認定中でも相談できます。受給者証がまだない場合も相談可能と案内しているため、「まだ手続きが終わっていない」という段階からでも、将来の暮らしについて相談できます。
区分2の方がグループホームを利用するまでの流れ

障害支援区分2でグループホームを検討するときも、最初から入居を決める必要はありません。
基本的には、
最初の相談では、障害支援区分だけでなく、現在の生活、障がい特性、服薬、日中活動、本人ができること、苦手なこと、家族が心配していることなどを伝えます。
次に、実際のグループホームを見学します。
居室だけではなく、リビングや食事、入浴、スタッフとの関わり、夜間の過ごし方などを確認し、本人が「ここで暮らしてみたい」と思えるかを大切にします。
必要に応じて体験宿泊を行い、実際の生活を経験してから入居を検討します。
たろちゃんちでは、区分認定中でも相談可能です。また、受給者証をまだ持っていない場合も相談でき、必要に応じて相談支援専門員の案内も行っています。
受給者証をすでに持っている場合は、体験宿泊後、本人・家族・相談支援専門員・関係機関と調整したうえで入居を決定します。公式FAQでは、条件が整えば最短1〜2週間程度で入居できる場合があると案内されています。
「区分2だから入れるだろう」「区分2だから難しいだろう」と決めるのではなく、まず実際のホームを見て、本人に必要な支援について相談してみてください。
区分2でも、まずは本人に合った暮らしを考えることから

障害支援区分2でも、グループホームは選択肢の一つです。大切なのは区分の数字だけではなく、本人がどんな暮らしを望み、どんな支援があれば安心できるか。名古屋でグループホームを検討している方は、たろちゃんちへ見学・相談から始めてみてください。
