障がい者グループホームを検討し始めたとき、「受給者証をまだ持っていないけれど相談できる?」「先に役所で手続きをしないと見学できない?」と迷う方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、受給者証がない段階でも、グループホームについて相談したり見学したりすることはできます。

名古屋市周辺で障がい者グループホームを運営する「たろちゃんち」でも、見学だけの利用や、ご家族だけでの相談を受け付けています。体験宿泊についても、受給者証がない場合は事前に相談するよう案内しています。

大切なのは、「手続きが全部終わってから住む場所を探す」と考えるのではなく、グループホーム探しと必要な手続きを並行して進めていくことです。

この記事では、受給者証とグループホーム利用の関係から、相談・見学、体験、利用開始までの流れをわかりやすく解説します。

受給者証がなくてもグループホームの相談・見学はできる

受給者証がない段階で障がい者グループホームについて相談する本人と家族

障がい者グループホームを探し始めたご本人・ご家族から聞かれることの一つが、「まだ受給者証がないのですが、相談してもいいですか?」という質問です。

受給者証がないからといって、グループホーム探しそのものを始められないわけではありません。

受給者証は、障害福祉サービスを利用する際に、市区町村による支給決定の内容などを確認するためのものです。一方、グループホームへの相談や見学は、利用契約そのものとは別の段階です。

そのため、「将来的にグループホームを利用したい」「今の生活を続けることに不安がある」「親亡き後に備えて住まいを考えておきたい」といった段階から、まず相談して構いません。

たろちゃんちでも、見学だけの申し込み、ご家族だけでの相談、相談支援専門員からの相談に対応しています。病院の医療ソーシャルワーカーや市区町村の担当者からの相談も受け付けています。

むしろ、受給者証を取得してから初めて住まいを考えるのではなく、早い段階で実際のグループホームを見ることには意味があります。

居室の雰囲気、共用スペース、食事、スタッフとの関わり、一日の生活、夜間の支援などを確認すると、ご本人がどんな暮らしを希望しているのかが具体的になってくるからです。

たろちゃんちでは、ご家族だけの見学も可能ですが、できるだけご本人にも実際の生活環境を見てもらい、本人自身がどう感じるのかを大切にしています。

「受給者証がないから、まだ早い」ではありません。

まず相談し、暮らしのイメージを具体化する。そのうえで必要な行政手続きやサービス利用の準備を進めることが、グループホーム選びの第一歩になります。

受給者証の手続きだけでなく「どんな暮らしをしたいか」を確認する

名古屋の障がい者グループホームで希望する暮らしを相談する様子

グループホームの利用を考えると、どうしても「受給者証をどう取得するのか」「どこに申請するのか」といった手続きに意識が向きがちです。

もちろん、実際に障害福祉サービスとして共同生活援助を利用するためには、必要な支給決定や受給者証などの手続きを確認することが重要です。

しかし、手続きと同じくらい大切なのが、**「本人はどんな生活をしたいのか」**ということです。

たろちゃんちは、障がいのある方が安心して生活しながら、その人らしい暮らしと自立を目指す場所です。世話人や生活支援員が生活を支援し、将来的な一人暮らしを目指す方も利用しています。

例えば、「朝、自分で起きることが難しい」「掃除はできるけれど片付けが苦手」「お金の管理に不安がある」「人との距離感が難しい」「夜、一人になると不安になる」など、生活上の困りごとは一人ひとり違います。

反対に、すでに自分でできることもあります。

だからこそ、診断名や障害支援区分、受給者証の有無だけで暮らし方を決めるのではなく、現在の生活でできていること、困っていること、本人が今後やってみたいことを確認する必要があります。

見学では、居室や建物を見るだけでなく、食事、入浴、洗濯、掃除、服薬、外出、休日、夜間など、実際の生活を想像しながら確認してみましょう。

「何をしてもらえますか?」だけではなく、「本人はここまでできます。この部分が難しいのですが、どのように支援しますか?」と具体的に相談すると、入居後の生活をよりイメージしやすくなります。

たろちゃんちでは、家庭的で温かい生活環境の中で、一人ひとりの状態や目標に合わせた支援を大切にしています。

受給者証はサービス利用に必要な大切な手続きですが、受給者証を取得すること自体が目的ではありません。

その先にある「本人がどこで、どのように暮らしたいのか」を考えることが、グループホーム選びでは何より重要です。

たろちゃんちが大切にする「できることを増やす」自立支援

障がい者グループホームでスタッフと生活動作に取り組む利用者

グループホームを利用すると聞くと、「身の回りのことをスタッフが全部やってくれる場所」とイメージする方もいるかもしれません。

たろちゃんちが大切にしているのは、「できないことをすべて代わりに行う」のではなく、「できることを増やすために支える」ことです。

例えば、洗濯が一人では難しい場合でも、すべてスタッフが行えばよいとは限りません。

洗濯物を分ける、洗濯機に入れる、洗剤を量る、ボタンを押す、干す、取り込む、たたむ。それぞれの工程に分ければ、本人ができる部分が見つかることがあります。

掃除や食事の準備、身支度、時間管理なども同じです。

最初はスタッフと一緒に行い、慣れてきたら声かけだけにする。さらにできるようになれば自分で取り組み、必要なときだけ支援を求める。一人ひとりの状態や目標に合わせて、生活の中で経験を積み重ねていきます。

そして、自立とは「何でも一人でできるようになること」だけではありません。

困ったときに「手伝ってください」と伝えること、体調が悪いときに相談すること、自分では難しいことに必要な支援を利用することも、地域で自分らしく生活していくための大切な力です。

たろちゃんちの公式サイトには、入居当初は不安があったものの、掃除や料理など一人暮らしに向けた練習を経験し、その後実際に一人暮らしへ移行した利用者の声も掲載されています。

受給者証の申請を進めている途中でも、「将来一人暮らしをしたい」「家族以外の支援を受けながら暮らしてみたい」「まずグループホームの生活を経験してみたい」といった希望を相談できます。

また、ご本人だけではなく、ご家族が将来への不安を抱えている場合もご相談ください。

たろちゃんちでは、受給者証がまだない段階から見学・相談を受け付けています。

「まだ利用するか決めていない」という段階でも、実際の生活環境を見ながら、ご本人にどのような暮らしが合っているのかを一緒に考えることができます。

相談から見学・体験、受給者証の確認、入居までの流れ

受給者証の手続きとグループホーム入居までの流れを確認する家族

受給者証がない場合も、最初からすべての手続きを自分たちだけで終わらせておく必要はありません。

まず、たろちゃんちへお問い合わせいただき、現在の生活状況やグループホームを検討している理由、本人が希望している暮らしなどをご相談ください。

次に、実際のホームを見学します。たろちゃんちでは見学だけでも受け付けており、ご家族だけでの見学も可能です。ただし、実際に生活するのはご本人であるため、できるだけ本人にもホームを見てもらい、自分自身で生活環境を確認してもらうことを大切にしています。

その後、必要に応じて体験宿泊を行います。

たろちゃんちの公式FAQでは、体験宿泊時の持ち物として受給者証を案内していますが、受給者証がない方についても事前相談を受け付けています。

利用を具体的に進める場合は、受給者証や共同生活援助の支給決定など、必要な行政手続きの状況を確認しながら調整します。相談支援専門員がいる場合は連携し、いない場合についても、たろちゃんちでは相談先について案内しています。

つまり、流れは「受給者証を取る→初めて相談する」だけではありません。

受給者証の相談から見学・体験・手続きを経てグループホーム入居までの流れ

というように、住まい探しと手続きを並行して進めることができます。

施設の雰囲気を確認したい、ご本人に合う環境か相談したい、受給者証がないけれど何から始めればよいか分からないという方も、まずはたろちゃんちへ見学・相談をお申し込みください。

受給者証がなくても、まずは暮らしの相談から

受給者証の取得前から将来のグループホーム生活を考える本人と家族

受給者証がないことを理由に、グループホーム探しを後回しにする必要はありません。まず実際の生活環境を見て、ご本人がどんな暮らしをしたいのかを考えることから始められます。将来の住まいや手続きに不安がある方は、たろちゃんちへお気軽にご相談ください。